オンライン
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URLは直前に主催者(OSSユーザーのための勉強会 運営コミュニティ 事務局)より直接メールにてご連絡いたします。
「OSSユーザーのための勉強会コミュニティ」が主催する本イベント、2012年度から開催しており、今回で30回目となります。
今回は「量子コンピュータ」をテーマにオンラインで開催させていただきます。
従来のコンピュータの処理速度の高速化は、やがて限界がくると言われています。
そこで次世代のコンピューティング技術として注目を集めているのが「量子コンピュータ」です。
膨大な量の情報を高速処理できる量子コンピュータは、エネルギー問題の解決や医療・創薬の高度化などさまざまな社会課題の解決や幅広いビジネスへの応用が可能だと期待されています。
また、量子コンピュータを社会課題の解決やビジネスに応用するための取り組みではOSSも活用されていて、量子コンピュータと技術者をつなぐ重要な役割を果たしています。
本セミナーでは、「そもそも量子コンピュータとは何か?」という基本的な内容から始まり、「ハードウェア」「ソフトウェア」「社会実装」という観点で量子コンピュータの特徴や最新動向について、各分野の有識者の方に分かりやすく解説していただきます。
さらに「量子アニーリング」の生みの親のひとりであるデンソーの門脇氏が登壇、最近の産業応用研究や、そこから得られた実用化までの課題など、デンソーにおける量子アニーリング研究開発について紹介します。
量子コンピュータが実現する未来社会の姿など、今後の展望も解説いたします。
本セミナーを通して、量子コンピュータについて包括的な理解を深めるとともに、より身近な存在だと感じてもらえるはずです。
ぜひ、“ここから広がる量子コンピュータ”の世界をご体験ください。
国立情報学研究所 吉岡 信和 氏
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科 准教授 田中 宗 氏
量子アニーリング等イジングマシンは、組合せ最適化問題(膨大な選択肢から、制約条件を満たし、かつベストな選択肢を探索する問題の高効率処理の実行が期待されている新しい計算技術です。
本講演では、これらの計算技術の計算原理の概要、さまざまな企業や研究期間が進めているハードウェア開発、ソフトウェア開発、アプリケーション探索の現状について概観します。さらに、これらの計算技術における現在知られている課題、ならびに今後の展望について解説します。
産業技術総合研究所新原理コンピューティング研究センター 総括研究主幹 川畑 史郎 氏
最近、Googleと中国科学技術大学が量子コンピュータを利用した「量子超越性」の実証に成功したことを発表しました。そのため、最近量子コンピュータに大きな注目が集められています。量子コンピュータを用いることで、因数分解、機械学習、量子化学計算などの特定の数学的問題を古典コンピュータよりも指数関数的に高速に解くことが可能となります。
近年は、GoogleやIntel、IBM、Microsoft、Amazon、Alibabaなどの大企業や多くのスタートアップが量子コンピュータハードウェアの開発を進めています。しかし、誤り耐性機能を搭載した商用量子コンピュータを実現するためには、少なくとも20年以上の長い時間が必要であると考えられています。
本講演では、量子コンピュータハードウェアの基礎から最新開発動向までわかりやすく解説します。また、実用化に向けた展望や課題についてもご紹介いたします。
QunaSys株式会社 Lead Engineer 今井 良輔 氏
近年の量子計算機の発展に合わせ、量子計算機上で実行するアルゴリズムの研究開発が注目されています。その際には、ノイズのない理想的な計算環境である量子計算シミュレータの利用が欠かせません。
本講演では、量子計算シミュレータのOSSであるQulacsの特長を解説いたします。また、アルゴリズム開発の現場における活用事例もご紹介いたします。
blueqat株式会社 代表取締役 湊 雄一郎 氏
量子コンピュータ業界における最新のトレンドを把握するには、ハードウェアの傾向、ソフトウェアの傾向、そしてそれらを提供するクラウドサービスを把握することが重要です。本講演では、それらの量子コンピュータ業界における世界でのエコシステムや提供状況などを分かりやすく解説します。また、将来的に活用が期待されている「量子機械学習」分野における手法やトレンドをご紹介します。
株式会社デンソー AI研究部 データサイエンス研究室 量子コンピューティング研究課長 門脇 正史 氏
「組合せ最適化」は量子コンピューティング技術の有望な応用先であり、量子アニーリングはそれに特化した量子技術です。本講演では「量子の力で組合せ最適化問題を解くとは?」から始まり、最近の産業応用研究や、そこから得られた実用化までの課題などをご紹介します。
SCSK R&Dセンター
SCSK R&Dセンター
セミナー終了後、オンラインでの交流会を予定しております。
本交流会では講演者の方にも参加頂くと共に、量子コンピュータの研究をこれから始めるエンジニアに向けた、「量子コンピュータ触ってみた」といったライトニングトークも実施いたします。ぜひ、情報交換やネットワーキングの機会としてお気軽にご参加ください。
OSSユーザーのための勉強会 運営コミュニティ(国立情報学研究所 吉岡 信和、法政大学 坂本 寛、株式会社スタイルズ 矢野 哲朗、SCSK株式会社 R&Dセンター)
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